昔、家のすぐ近くに大きな杉の木がありました。
幹は人3人が手を広げても足りないほどの大きな木でした。
父も子供の頃から馴れ親しんだと言います。
私が小さい頃には徐々に朽ち始めていたのか
それとも何度かの落雷の影響なのか
枝が折れ落ちてきて危ないのでそばには近づけませんでしたが、
私の部屋の窓からの景色にそれはそこにあって、象徴のような存在でした。
ある強い風の日の夜に、その大きな木は倒れてしまいました。
「ちょっと淋しいけど、もう朽ちていて危なかったし
仕方ないね」と母と話していました。
あれから10年以上経ちますが、窓を眺めるたびに
私はあの木のことを思い出します。
いつか誰からも忘れ去られていくのでしょう。
だからこそあの木を知っている人達の記憶に
しっかりと刻み込まれているのかもしれません。
幹は人3人が手を広げても足りないほどの大きな木でした。
父も子供の頃から馴れ親しんだと言います。
私が小さい頃には徐々に朽ち始めていたのか
それとも何度かの落雷の影響なのか
枝が折れ落ちてきて危ないのでそばには近づけませんでしたが、
私の部屋の窓からの景色にそれはそこにあって、象徴のような存在でした。
ある強い風の日の夜に、その大きな木は倒れてしまいました。
「ちょっと淋しいけど、もう朽ちていて危なかったし
仕方ないね」と母と話していました。
あれから10年以上経ちますが、窓を眺めるたびに
私はあの木のことを思い出します。
いつか誰からも忘れ去られていくのでしょう。
だからこそあの木を知っている人達の記憶に
しっかりと刻み込まれているのかもしれません。
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