海辺にて

2007年8月3日 ポエム
キミはひがしの空を見つめる
そっとひざまずき
瞳を閉じる
とても綺麗なその頬に触れてみる
水の粒子は留まりきれずに
ながれおちる

両手を合わせて祈るキミ
ぼくは胸がつまって
抱きよせた

お気に入りのブルーのスカートが
濡れてしまうよ
ぼくがキミを守るから
家にかえろう
かえろう…

瞳をひらいた時には
すでに陽は浮かんでいた
そこから見える景色を
疲れきった瞳に焼きつけるように
立ち尽くす
いつまでもいつまでも

ただ潮の匂いと百合の香りが
やさしく彼女を包んでいた

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