ある人

2007年7月30日 日常
強くにらみつけてたあの人は
とても悲しい目をしてた
刺すような眼差しは
孤独を物語っていた

差し出された手を振り払い
強い言葉を吐き出したその後で逃げ出した
あの人は弱い人

自らの犯した罪を罪と認めず
境遇をうらみ
不運と片付ける
人目もはばからずに両親は泣いて許しを請う
その涙はあの人のために流されたのだろうか

隔離されたあの人はすでに生きた屍
世間はさらに冷たい目で見るだろう
さらに孤独を深めて生きていくのだろう
人を愛し愛されることのないまま独りで……

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